マンション購入記：新築分譲マンションを都内に購入した記録

Ａ氏が事務室？に引っ込んでから５分ほどして、シミュレーションの結果を持って出てきた。希望の間取りの部屋と、それよりやや狭い間取りの部屋の２部屋、そしてそれぞれの部屋について、銀行ローンとフラット３５の２パターンだ。
ローン期間はいずれも３５年。頭金の額はいずれも同じという条件にした。計算ツールが整備されているのだろうが、それにしてもあっという間にシミュレーション結果が得られることに驚いた。
さて、次回からはシミュレーション結果を比較してみたいと思う。

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今回の見学で初めて知ったのだが、新築分譲マンションの販売は、数期に分けて、部屋を小出しにして販売するケースが多いらしい。「○○マンション第１期完売！」とかいうときの「第１期」はこの販売期を意味する。どの部屋がどの期に売りに出されるかは、販売会社の重要な戦略であるらしく、また、売り出されていない部屋の価格は明かされない場合もあるようだ。人気のある部屋には価格が発表になる前から、購入の意思を販売員に告げて唾を付けている人もいるらしい。
我々夫婦が第１希望とした部屋は前の期から販売が開始され、購入申し込みを迷っているお客さんが我々のほかに２組いるとの事だった。焦らせて購買意欲をあおるＡ氏の戦略かもしれないが。。。

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資金シミュレーションをしてもらって少し驚いたのは、初期費用の額だ。物件価格の５～１０％が相場らしい。その中には、税金、販売手数料、ローン手数料、修繕一時金などが含まれる。４０００万円の物件なら、２００～４００万円。車が一台買えてしまう金額が、物件そのものの以外に必要になるというのだ。予め知っていれば、頭金を多く準備したり初期費用を想定した物件探しをしたりできるので、驚くこともない。でも、我々夫婦が目を付けていた部屋は想定外の初期費用まで含めて考えるとちょっと高嶺の花と感じざるを得なかった。

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そんなこんなでモデルルームの見学は一段落して、商談スペースに戻った。子供たちは受付のお姉さんに遊んでもらい、我々夫婦はＡ氏の営業トークにしばしお付き合い。話の流れで、簡単な資金シミュレーションをしてもらうことになった。簡単に言えば、住宅ローンが組めるかどうかのシミュレーションだ。頭金の額、年収、希望する部屋の価格、ローンの年数と金利を主なパラメータとして、初期費用と月々の支払額が計算される。いくつかのパターンのシミュレーションをしてもらい、現実的な月々の支出額がわかった。

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また、モデルルームは、マンションギャラリーの２階に作られていたが、同じ２階といっても実物の２階とマンションギャラリーの２階とでは高さが違うとのことだった。なんでも、集合住宅と事業用の建物とで１階あたりの高さが法律上異なるらしく、マンションギャラリーは事業用に該当するためマンション実物とは異なる階高となるのだそうだ。つまりモデルルームは、眺望も実物と異なるわけだ。

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