マンション購入記：新築分譲マンションを都内に購入した記録

玄関扉から中に入ると、我が家のものよりはるかに大きい下足箱（シュークローゼット）が。玄関自体も広々。玄関脇には主寝室withウォークインクローゼット。収納もたっぷりだ。ただし、このモデルルームの間取り仕様はオプションらしく、標準では寝室はもう少し狭くなるようだ。モデルルーム・マジックに騙されて妄想を膨らませすぎると、実際買った家がイメージと異なってしまうこともあるので要注意だ。

室内にあるおしゃれな備品類。こんな部屋で暮らしてみたい気もするが、あまり生活感が無い。我が家の家族構成ではこの状態をキープするのは無理であろう。などと考えていると、タイヤの付いたキリンの乗り物に乗って我が家の長男坊が部屋に侵入してきた。子供部屋の備品で早速やりたい放題だ。

ひとまず主寝室を出て、廊下へ。つづく。

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モデルルームは商談スペースの上の階に設けられていた。階段を上ると、またまたパネルが展示してあった。鉄筋コンクリートの構造模型、エコ設備や床暖房についての説明、セキュリティの説明などである。また、扉、床材等の色見本が展示してあり、オプションカラーの見本も置いてあった。今月中に申し込めば無料で色を選べるが、来月からは有料になるとのことだった。買いをあおる手口だ。

パネル展示スペースの先に、モデルルームの玄関ポーチがあった。A氏の説明によると、玄関ポーチは全ての部屋にあるのではなく、モデルルームと同タイプの部屋とその他数種類の部屋のみにつくらしい。玄関ポーチは、一戸建ての気分を味わえるゆとりの空間だが、私の手が届く価格帯の部屋にそのような設定はあるのだろうか。あとで要確認だ。

玄関扉には２つの鍵がつき、ユニバーサルデザインの取っ手がついている。鍵はサムターン回し防止の特殊形状。ドアロックはバールでのこじ開けを防止する細工がされている。また、ドアについた除き穴は大人用と子供用の２つ。ファミリー向けのありがたい仕様だ。

ポーチといい、玄関扉といい、部屋に入る前から、今住んでいる賃貸マンションとはグレードが違うことが見た目だけで明らかである。この時点で、「やっぱり分譲マンションはええなぁ」と私は心の中でつぶやいた。

子供二人は営業マンA氏の先を進み、さっさとモデルルームの中に入っていってしまった。おいおい、備品を壊したりしないでくれよ・・・

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ミニチュア模型を見たあと、商談用のテーブルでしばし雑談。モデルルーム来訪者向けのアンケートに応えつつ、コーヒーをいただいた。子供たちは商談スペースの隣に設けられたプレイルームで、他のお客さんの子供と遊んだりビデオを見たりしていた。ファミリー向けのマンションのモデルルームでは、子供を遊ばせておくスペースがあると大変ありがたい。

商談テーブルには、地価高騰、マンション価格の上昇傾向、金利上昇、住宅ローン控除の縮小傾向などの新聞記事の切抜きが置いてあり、今マンションを買わせようという情報操作（？）が行われていた。
他のテーブルでは、この日のイベントとして、金融機関の相談会（要予約）が行われていた。営業マンA氏によると、金融機関の相談会のほか、ファイナンシャルプランナーの相談会（こちらも要予約）も、別の週末に企画されているとの事だった。

次回はお待ちかねのモデルルーム見学です。

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順路に従って進むと、そこは暗い部屋に物件のプレゼンパネルがライトアップされていた。
マンションのコンセプト、周辺環境などのアピールポイントが美しいパネルに描かれており、幸せな将来を予想させるのに十分な演出だ。営業マンが、なれた口調でアピールポイントを説明してくれた。

暗い部屋を抜けると、マンションのミニチュア模型が展示してあった。第一種低層地域のため３階建の部分がほとんどだが、道路に面した一部分は用途地域が異なるようで、５階建てとなっているようだ。駐車場の配置等を含めディテールまで表現されていた。うちの子供たちは、駐車場に配置されたミニカーの奪い合いに夢中だ。

周辺の環境（道路の交通量、公園の有無等）の質問をすると、営業マンは待ってましたとばかりに詳しく説明してくれた。この営業マンは非常に良心的で、良いところだけでなく懸念材料についても説明してくれた。

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２００７年１月の某週末
そんなこんなでマンションギャラリーに行くことになりました。しかし、マンションギャラリーへの訪問予約はしませんでした。購入する意思は全くありませんでしたので、やる気ありと営業マンに勘違いされては困ると思ったからです。

昼食後に、家族（妻と乳幼児２人）をつれてマンションギャラリーに行ってみると、そこは外観はプレハブ的な建物でした。受付嬢に予約していない旨を告げると、事務室から若い営業マン（Ａ氏とします）が出てきました。Ａ氏は私と同じ関西出身で、なんとなく波長が合うタイプの営業マンでした。Ａ氏から名刺をいただき、マンションギャラリー初来訪者向けの順路に案内されました（その後数十回もマンションギャラリーを訪れることになりますが、この順路を通ったのは初回だけです）。つづく。

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